クララ(マメ科)
Sophora flavescens (Fabaceae)

本州、四国、九州の日当たりのよい山野の草地や河原などにに生える多年草。奇数羽状複葉の葉は互生し、小葉は長楕円形で先はわずかに尖り、全縁。花は総状に多数つく。花期は6~7月。根を苦参クジンと称し、健胃、止瀉、収斂薬とする。苦参湯、消風散などの漢方処方に配合される。駆虫薬として家畜の寄生虫駆除にも用いる。強い苦味物質を含むが、マトリン(matrine)を始めとするルピナンアルカロイドである。(→関連ページ)その他、オレアナン系サポニンも含む。名は目がくらむほど強い苦味によるという。

kurara

→戻る(2004.5.30;八王子市南大沢)