ゴマノハグサ科コガネバナ(Scutellaria baicalensis)の根(生薬オウゴンとする)に含まれるフラボン誘導体。バイカレイン(baicalein)の7-O-glucuronideをバイカリン(baicalin)と称し、バイカレインとともにI型アレルギーを抑制する作用がある。バイカレインをシードとして創製された抗アレルギー薬にアンレキサノクス(Amlexanox)がある。ウサギを用いた動物実験でも利胆、利尿、抗炎症作用が確認され、消炎、解熱などを目的として漢方で用いられる要薬オウゴンの重要成分である。