アジア熱帯の原産といわれる多年草で、根を莪朮ガジュツ(開宝本草で初めて収載、原典では蓬莪荗ホウガジュツとある。本草備用では莪蒁ガジュツと表記。)と称し、芳香性健胃、消炎、駆瘀血などの目的で用いる。一般には紫ウコンの名で知られている。学名はYListにしたがったが、局方のC. zedoaria Roscoeも広く通用している。ただし、それが写真の個体に合致するかどうか不明で、植物学的位置は未だ未解明である。