本邦各地の海岸に生える多年草。花期6~7月。新芽を刺身のつまとして食用とするほか、根、根茎を発汗、解熱、鎮痛などの目的で薬用とする。また、漢方では生薬防風ボウフウの代用として用いるのでその名の由来がある。因みに中国では本種の外皮を去ったものを北沙参と称して発熱、咳、口渇などに用いる。