イトヒメハギ(ヒメハギ科)
Polygala tenuifolia (Polygalaceae)

中国東部原産の多年草。花期5~7月。根を生薬遠志オンジと称し、去痰薬として家庭薬の原料とする。また、帰脾湯、加味温胆湯などの漢方処方に配合される。成分としてオレアナン系サポニンに富む。遠志と同様、去痰薬として繁用されるセネガは同属のセネガ(P. senega)、ヒロハセネガ(P. senega var. latifolia)の根を基原とする北米原住民の民間薬であり、類似のサポニンを含む。

itohimehagi

→戻る(2003.9.13;星薬科大学薬用植物園)