中国南部原産の常緑樹で、沈香ジンコウの基原植物の一つだが、わが国ではベトナム産の同属別種が好まれ、中国産の評価は低い。樹脂を含む材を薬用部位とし、鎮痛、鎮静、健胃整腸の効があるとされ、精神安定剤などに用いる。