本州中部以北のわが国を始め、東アジア北部から欧州、北米に分布する多年生シダ。茎を木賊モクゾクと称し、消炎、利尿、収斂などの目的で薬用とするが、漢方ではほとんど用いない。茎を乾燥したものを研磨剤として用い(現在でも伝統工芸の分野で用いられる)、砥草とくさの名の由来となった。