中部地方以北の山地の岩の間などに生える多年草。花期6~8月。根を生薬当帰トウキと称し、漢方で補血、強壮、血行障害、鎮静薬として婦人科疾患に広く用いられる。精油に富み、特有芳香成分としてフタリド系化合物であるligustilide、butylidenephthalideを含む。