中南米アンデス山系熱帯降雨林原産の低木~小高木で、樹皮をキナあるいはキナ皮と称し、初版~第九版局方に収載された。抗マラリアとして用い、現在ではキニーネ(抗マラリア薬)、キニジン(抗不整脈薬)の製造原料とする。江戸時代にオランダを通して伝わり、蘭方では万能薬として用いられた。