本州、九州、四国の暖地に生える常緑高木。花期5~6月。材、葉に精油を多く含み、樟脳油しょうのうゆと称する。主成分はカンフル(camphor)で、香料、医薬品原料、防虫剤、打撲傷薬として利用される。(→主な精油成分;関連ページ)名は奇くすしき木きが訛ったといわれる。