アンミ(セリ科)
Ammi visnaga (Apiaceae)

欧州、西アジア、北アフリカ原産の一~二年草。果実をアンミ実と称し、西洋では古くから腎結石などの腎臓病薬、心臓病薬、ぜんそく薬、白斑・乾癬薬、利尿薬とされた。紀元一世紀のディオスコリデス「薬物誌」にもAmmiに関する記載があり、それが属名となった。クロモン誘導体のケリンを主成分とし、く冠状血管拡張作用、平滑筋弛緩作用などがあり、狭心症や気管支喘息の治療などに有効とされた。

ammi

→戻る(2013.6.27;武田薬品工業(株)京都薬用植物園)