熱帯アメリカ原産で新旧の熱帯に広く栽培される高木。葉は11~ 37枚の小葉からなる羽状複葉で互生する。小葉は卵形〜長楕円形で枝の先端に密集してつく。円錐花序となって多くの花を幹枝に垂れ下がるようにつけ(幹生花)、芳香があり、花冠は5枚で赤紫色である。果実は細長い楕円形、表面は滑らかでわずかに角がある。果汁に強い酸味があり、フィリピンではcamiasと称してピクルスや清涼飲料とするほか、調味料としても用いる。葉を薬用とすることもある。キュウリノキという和名があるのはキュウリに似た果実に由来する。ゴレンシと同属でありナガバノゴレンシの別名もある。