マンゴー(ウルシ科)
Mangifera indica (Anacardiaceae)

北東インドからミャンマーが原産とされ、樹高30mに達する常緑高木。現在は熱帯各地で栽培される。葉はやや長い葉柄のある単葉で、やや厚みのある披針形で濃緑色、やや光沢がある。多くの品種があり、特に原産地とされるインドでは1000品種を越えるといわれる。雌雄同株。花は赤黄色で枝先に複総状花序を作る(画像1)。果実は不規則な卵形の核果で、内果皮は硬く周りを丈夫な繊維が囲み、中果皮は多肉質で食用とする。高級品種ほど繊維が少なく生食に適している。中には熟しても酸味が強く専ら料理用にされる品種もある。樹形もよく、熱帯の都市ではしばしば公園樹として植栽される。わが国では沖縄県、宮崎県などでハウス栽培される(画像2)。

mango

→戻る(実・花:2005.3.16;フィリピンマニラ市イントロムロス内;ハウス栽培:2004.3.22;西表島上原)