ナンバンカラスウリ(ウリ科)
Momordica cochinchinensis (Cucurbitaceae)

中国南部から東南アジア、オーストラリア北部の熱帯に分布するつる性植物。ベトナム、タイなどでは仮種皮と種子をもち米に炊き込んで食用にする。仮種皮にカロテノイドが多く含まれているので、食品の染色にも用いる。中国では成熟種子を木鼈子モクベツシ(開宝本草下品、ただし木部に置く。本草綱目では木鱉子モクベツシと表記する。)と称し、抗炎症、解毒の効があるとして癰腫、乳腫、悪瘡、痔疾などに用いる。

nanbankarasuuri

→戻る(撮影時期不明;帝京大学薬用植物園)