ニガウリ(ウリ科)
Momordica charantia (Cucurbitaceae)

熱帯アジア原産の多年生つる性草本で長さ5mに達するが、霜に弱く温帯では一年草状となる。葉は3~7つに深裂して互生する。雌雄同株で雄花・雌花とも黄色い花をつける。花期7~9月。紡錘状の果実は全面にいぼ状の粗い突起があり、断面に一部空洞があってそれぞれに比較的薄い果肉の層が種子を囲む。葉を胃腸薬、駆虫薬、根を催乳薬とする。苦味のある未熟果を沖縄ではゴーヤと称し食用とする。フィリピンではAmpalayaアンパラヤと呼び、玉ねぎやひき肉などとともに炒めた沖縄のゴーヤ・チャンプルーに似たメニューがあり、をGinisangギニサン Ampalayaアンパラヤと称する。別名ツルレイシ。

nigauri

→戻る(花・実:2008.9.2;相模湖町寸沢嵐)