トウモロコシ(イネ科)
Zea mays (Poaceae)

中米原産の一年草。世界各地で穀物あるいは飼料作物として広く栽培される。種子から得られるデンプンがトウモロコシデンプンであり、製菓や製薬の賦形剤として利用される。また種子から分離した胚芽を圧搾して得られる油分がトウモロコシ油で、軟膏、硬膏、リニメント剤の基剤あるいは食用油として用いられる。糸状の長い花柱を玉蜀ギョクショク黍蕋キズイあるいはナンバ毛と称し、利尿薬とする。玉蜀黍は本草綱目で初めて収載されたが、薬用は実と根葉にのみ言及、花柱に関する記述はない。

toumorokoshi
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