東南アジア原産のつる性一年生草本。栄養を豊富に含む緑黄色野菜で独特のぬめりがある。野菜として流通するのは茎葉が緑色の青茎種であり、この画像に示すような茎と葉柄、葉の裏の一部が赤紫色の品種(赤茎種)はシンツルムラサキ'Rubra'と呼ぶ。生育旺盛で支柱に絡みついてやぶ状になる。いずれの品種の茎葉は無毛で光沢があり、葉は肉厚で卵円形で基部は心形、縁は全縁である。花期は熱帯では通年、わが国では夏から秋で葉腋から多肉質の花穂を生じ、花色は青茎種が白、赤茎種は紫色となる。果実は熟すると濃紫色の径3〜5mmの実をつけ、中に種子が1個ある。