アカザ(ヒユ科)
Chenopodium album var. centrorubrum (Amaranthaceae)

旧大陸原産で、本邦では畑地や路地などによく見られる一年草。茎は直立して大きいものは2メートルほどになり、基部は木質化する。古い時代に渡来した史前帰化植物と考えられる。葉は菱状卵形~三角状卵形で、長い柄があって互生し、若い苗では芽の周囲が紅紫色を帯びるので、名の由来がある。赤くならないのが母種のシロザであり、どちらも若葉は食用とされ、古い時代には野菜として栽培されたともいわれる。

akaza
→戻る(2005.6.17;相模湖町寸沢嵐)