アリタソウ(ヒユ科)
Dysphania ambrosioides (Amaranthaceae)

南米原産の一年草で、現在は市街地を中心に帰化している。葉の裏に腺点があり全体に特有の臭いがある。葉は互生し、長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花期7~11月。毛のあるものをケアリタソウと区別することもあるが、現在の分類学では同種とする。花穂をつけた全草を土茨芥ドケイガイと称し、回虫駆除、駆風、通経、健胃薬とする。畑地でよく見られる雑草シロザは本種と同属である。昔、佐賀県有田で栽培していたので有田草というのはまったくの語源俗解。

aritasou

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