アセビ(ツツジ科)
Pieris japonica subsp. japonica (Ericaceae)
本州、四国、九州の山地に生える常緑低木。花期3~5月。茎葉を牛馬の寄生虫、ウジ、農作物の害虫駆除に用いる。庭園樹としても広く栽培される。グラヤノトキシン系ジテルペンであるアセボトキシンほか有毒成分を含む。名の由来は万葉古名の「安之妣」による。「馬酔木」とも書くので、馬が葉を食べて毒にあたると「足がしびれる」から、アシシビレがつまってアシビ、さらにアセビになったというが、つまらぬ俗説に過ぎない。