エビガライチゴ(バラ科)
Rubus phoenicolasius (Rosaceae)

本邦各地の山地の林縁や林道沿いの崖によく見られる落葉低木でややつる状。花期は6月~7月。枝は赤褐色の腺毛が密生、疎らに鋭い棘がある。葉は3出複葉で互生、小葉は広卵形で葉先は尖って鋸歯がある。頂小葉は3浅裂、各裂片はさらに細かく切れ込む。葉脈や中脈に赤褐色の腺毛と棘がある。花は枝先に数個つき、淡紅紫色の5弁花は平開せず、萼片の外側に赤褐色の腺毛が密生する。名の由来は毛に被われた蕾をエビの殻に見立てたという。

ebigaraichigo

→戻る(2005.7.2;相模湖町寸沢嵐)