イチリンソウ(キンポウゲ科)
Anemone nikoensis (Ranunculaceae)

本州、四国、九州各地の山麓の草地や林内などに生える多年草。花期は4~5月。3出複葉は3輪生し、小葉は羽状に深裂する。同属のニリンソウとは違い、本種は食べられない。名は一輪草で、茎から花が一輪咲く様子に対して名付けられた。白い花弁のように見えるのは実は萼であり、これはキンポウゲ科に共通の特徴である。通常、5~7枚であるが、おしべが萼に変化した品種ヤエザキイチリンソウも稀に見られる。

ichirinsou

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