本邦各地の山野に普通に生える匍匐性多年草。葉は腎円形で縁は裂ける。花期6~10月。同じ仲間にチドメグサ(H. sibthorpiodes)があり、これを止血に用いたことから名の由来がある。本種も同様の目的で薬用に用いられたと思われる。チドメグサ属は区別が難しいが、本種の特徴は花柄が長く葉の上に突き出る。類似種にオオバチドメ、ミヤマチドメがある。