カナムグラ(クワ科)
Humulus scandens (Moraceae)

本邦全土の道端や荒地などに生えるつる性の一年草。葉は対生し、掌状に5~7裂し縁は鋸歯がある。雌雄異株で写真は雄株。花期は8~10月。雌雄異株で写真は雄株である。全草を葎草リッソウと称し、解熱、利尿薬とするが、膀胱癌に効果があるという。ムグラは葎でぼうぼうとやぶのように茂ることを意味し、カナは金のことだがつるが針金のように丈夫なのでカナムグラという名がついたのであろう。 万葉集に詠まれる六倉むぐら牟具良むぐらは本種である。

kanamugura

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