カントウヨメナ(キク科)
Aster yomena var. dentatus (Asteraceae)
関東地方以北の本州の田のあぜや川べりなどに生える多年草。葉は対生し、披針形~卵状長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花期は7~10月。ユウガギクや同じヨメナの名をもつシロヨメナは本種とよく似るが、冠毛が長いので別属のKalimeris属に分類されたこともあった。名の由来は関東地方に生えるヨメナの意味だが、ヨメナは西日本に生える。嫁菜で、食用とする若芽がおいしく、昔は嫁が採集するものとされ、ヨメガハギと呼ばれたことによる。