クリ(ブナ科)
Castanea crenata (Fagaceae)

北海道渡島半島以南の本邦各地の山地に生える落葉高木。葉は互生し、長楕円形で先は尖り、縁に針状の鋸歯がある。長く尾状に伸びるのは雄花序で、雌花序はその基部につき目立たない。花期は6~7月。葉、樹皮を染料とする。種子は食用となる。名の由来は万葉の古名「久利くり」であるが、石の古語であるクリに由来するという説がある。朝鮮語のクル・バムが訛ったという説は誤りである。

kuri

→戻る(2004.5.30;八王子市南大沢)