タラノキ(ウコギ科)
Aralia erata (Araliaceae)

本邦全土の日当たりのよい山野に普通に生える落葉低木。花期8~9月。枝や葉に鋭い刺がある。大型の奇数2回羽状複葉は枝先に集まって互生し、基部は茎を抱く。小葉は卵形で先は尖り、縁に鋸歯がある。若芽は山菜として広く利用される。樹皮、根皮はタラノキ皮と称され、民間で神経痛、糖尿病薬とする。タラは刺を意味する古語で刺の木が名の由来とする説があるが、刺の多い植物はいくらでもあるのにタラの言葉が使われているものはないので説得力はない。

taranoki
→戻る(花:2008.9.4;相模湖町寸沢嵐;若芽:2005.5.1;八王子市鑓水)