ハマエンドウ(マメ科)
Lathyrus japonicus ( Fabaceae)

北海道、本州、四国、九州の海岸にに生える多年生海浜草本。国外ではアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・南アメリカなどの海岸に広く分布する汎世界種である。名の由来は浜辺に生えてエンドウに似るからというが、別属種に分類され観賞植物のスイートピーの仲間である。葉は3〜6対の小葉からなる偶数羽状複葉で、葉柄の基部に三角状卵形の托葉をつける。小葉はやや白味を帯びた緑色で、形は卵形〜長楕円形。花期は4〜7月。葉腋から長い花茎を出し、先端に3〜6個のスイートピーに似た蝶形花を総状につける。果実は小さな長楕円形となり、形はエンドウに似るので、ハマエンドウの名はこれに由来する。未熟果実のほか、若苗、花も食べられるという。

hamaendou

→戻る(2013.5.16;香川県小豆郡土庄町)