房総半島南部以西の本州、四国、九州の沿岸部に生え、九州西岸、山口県南西岸にも自生する。名の由来は葉がキジカクシ科オモトに似るからだが、花の様子を神事に用いる木綿ゆうに見立てた万葉集以来の”はまゆう”の方が趣がある。花期は7〜9月。ヒガンバナ科に広く含まれるリコリンというアルカロイドを含むので有毒。