ハリギリ(ウコギ科)
Kalopanax septemlobus (Araliaceae)

本邦全土の山地に生える落葉高木。葉は枝先に集まって互生し、掌状に5~9裂し、縁には細かい鋸歯がある。枝には刺が多い。根皮を海桐皮カイトウヒと称して去痰薬とする。若芽は食べられる。花期7~8月。名は材がキリに似て刺があることに由来する。材は加工しやすく木質もそこそこによいので、家具、建築、合板などに利用される。キリ製家具と称するものの中には本種から作ったものもかなりあるのではなかろうか。

harigiri

→戻る(2005.11.3;町田市小山)