ヘクソカズラ(アカネ科)
Paederia foetida (Rubiaceae)

本邦全土の日当たりのよい藪や草地、土手などに普通に生えるつる性多年草。葉は対生し楕円形~長卵形で全縁、先は尖る。葉腋から集散花序を出し鐘状で5裂する花をまばらにつける。花期は8~9月。葉などを潰すと強い悪臭がありその名(屁糞葛へくそかずら)の由来がある。中国では全草を白鶏ビャッケイ屎藤シトウと称し、黄疸、下痢、消化不良などに用いる。わが国では果実をしもやけの治療に用いた。

hekusokazura

→戻る(2004.7.19;相模湖町寸沢嵐)