北米原産の越年草で、荒れ地や土手などに生える。葉は下部では対生または3~4枚輪生し、上部では互生し、線形で先は尖る、花期は4~5月。名は松葉海蘭(ウンラン)に由来し、ウンランLinaria vulgarisに似て線形の葉がマツの葉のようであるから名付けられた。ウンランは本邦の砂浜や岩礫地に生える在来種で、旧分類学ではマツバウンランと同属とされた。