本邦各地に分布する寄生性の雌雄別株の常緑小低木で、エノキ・ブナ・ミズナラ・クリなどの落葉高木に寄生することが多いが、この個体はサクラに寄生したもの。葉はヘラ形で全縁、皮質で厚く無毛。花期は3~4月。液果は熟すと淡黄色になるが、果肉は粘液を含み、鳥によって散布されて枝などに付着し活着する。