ゲットウ(ショウガ科)
Alpinia zerumbet (Zingiberaceae)

九州南部、南西諸島各島の路傍や土手など日当りのよい原野に生える大型、常緑の多年草で、アジアの亜熱帯、熱帯に広く分布する。大きいものは高さ2~3メートルになる。地下茎は横に這い、偽茎を地上に出して先に大きな葉を互生する。葉は長楕円形で、縁は毛縁状、先は尖り、やや堅くて光沢がある。花期は5月~6月、偽茎の先に穂状花序を出す。蒴果は球形で直径2センチほど、橙赤色に熟す。全体に芳香があり、沖縄ではムーチーガーサとして珍重されるしばしば月桃ゲットウと表記する。

getto

→戻る(2005.3.25 上原道路沿い)