九州中部以南、南西諸島各島、台湾の山地の林下に生える低木。葉は洋紙質で対生し、楕円形~長楕円形、全縁で先は尖り、表面の主脈、側脈はへこんで無毛、裏面に脈状に微毛がある。花期は3月~9月、枝先に散房花序を頂生し、数十個の花梗は5~8㎝、花冠は白色で線形、5裂した花を多くつける。名は漢名玉蘂花ギョクズイカの蘂を心しんに誤読して充てたもので、しかも真の基原はスイカズラ科Viburnum macrocephalumであって類縁性はまったくない。