ハマヒサカキ(モッコク科)
Eurya emarginata (Ternstroemiaceae)

東アジアの暖帯から亜熱帯に分布する低木または小高木。ハマの名を冠するが、海岸だけでなく山裾まで見られる。形態変異が激しく分類が難しいため、南西諸島産はハマヒサカキに含められている。葉は互生し、厚くて堅く、倒卵形、先端はわずかにくぼみ、基部はくさび形。表側は深緑色で強い光沢があり、縁は波状の鋸歯があるが、葉の縁が裏側に反り返るため目立たない。本土では花期は10~12月だが、西表島では3月でも咲く。葉腋に1~3個束生し、下向きにつく。液果は直径約5ミリの球形で黒熟する。

hamahisakaki

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