カショウクズマメ(マメ科)
Mucuna membranacea (Fabaceae)

八重山諸島と台湾(緑島りょくとう、旧名火焼島かしょうとう)だけに分布する大型のつる性藤本で、低地林の林縁、日当りのよい道端に多く見られる。葉は3出複葉で互生し、小葉は卵状楕円形で全縁、先は尖り、薄い紙質で光沢がある。花期は2月~3月、葉腋から総状花序を下垂し、紫色の花を多くつける。豆果は卵形~楕円状卵形で表面に堅い毛が密生する。名の由来は台湾の火焼島に由来する。別名をハネミノモダマとも称する。西表島には同属種としてワニグチモダマが自生する。

kashoukuzumame

→戻る(花:1999年3月 高那-古見林縁; 実:1996年8月 船浦-高那道路沿い)