コウトウヤマヒハツ(コミカンソウ科)
Antidesma pentandrum (Phyllanthaceae)

与論島以南の南西諸島各島の林縁や疎林に生え、国外では台湾南部、フィリピンに分布する低木または小高木。葉は互生し、楕円形~卵形で全縁、先は鋭く尖る。葉の表面は無毛だが、裏面にまばらに白毛が生えるが目立たない。花期は11月~5月ごろ、枝先や葉腋から円錐花序を出す。核果は球形で直径5ミリほど、始め赤く後に黒熟して食べられる。特に果実酒は美味である。「コウトウ」は台湾蘭嶼らんしょの旧名である紅頭嶼こうとうしょに因むが、沖縄ではシマヤマヒハツと称する。同属種にヤマヒハツがある。

koutouyamahihatsu

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