奄美以南の南西諸島各島の低地の日当たりの良いところに生える常緑藤本で、国外では台湾、フィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布する。葉は3出複葉で対生し、小葉はやや膜質、卵形~広卵形、大きく3裂し、各裂片はさらに浅く裂け、先は尖る。花期は5月~7月ごろ、葉腋から集散状円錐花序を出し、白色~淡乳白色の花を多くつける。痩果は卵形で開出毛がある。本土には類似種としてボタンヅルがある。