ハブカズラ(サトイモ科)
Epipremnum pinnatum (Araceae)

沖縄本島以南の南西諸島各島の低地林内に生え、アジアの亜熱帯、熱帯に分布する常緑のつる性多年草。茎から付着根を出し、樹上や岩上をよじ登る。葉は互生し、光沢があり薄い革質で卵状楕円形、全縁、深い不規則な切れ込みがある。花期は5月~6月、楕円形の仏炎苞の中に10センチほどの長さの円柱形の肉穂花序を出し、6枚の花被片をもつ小さな両性花を密生する。果実が熟すと液果となるが、旧花床にトウモロコシ状についたままで、色は黄緑色のままでほとんど変わらず、仏炎苞の崩落をもって成熟となす。

habukadzura

→戻る(2005.3.26 高那)