ハンゲショウ(ドクダミ科)
Saururus chinensis (Saururaceae)

本州以南のわが国各地の日当たりの良い湿地に生える多年草で、国外では朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピンなどに分布する。葉は互生、卵形で、基部は心形、全縁で先は尖り、表面は脈が目立つ。本土では夏至を過ぎたころ、葉の付け根に穂状花序を出すが、沖縄では冬でも花をつける。果実は熟すと褐色になり、表面はごつごつと粗く、直径約3ミリの球形で、柔らかいスポンジ状の果皮で包まれる。花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化するのが特徴であるが、沖縄ではあまり顕著ではない。

hangesho

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