カカツガユ(クワ科)
Maclura cochinchinensis var. gerontogea(Moraceae)

山口県、四国南部、九州、南西諸島各島の海岸近くの低地林に生える常緑低木で、国外では台湾に分布する。母種は広く東南アジアに広く分布し、同種とする見解も根強い。葉は楕円形で互生し、全縁で先は鈍く尖り、両面無毛で光沢がある。茎に約1.5センチのトゲを生ずることがある。花期は4月~7月ごろ、葉腋あるいは葉腋の跡に球形の頭状花序を1~2個つける。果実は集合果で直径約2センチの球形で、黄色に熟し若葉とともに生食できる。材や根は黄色染料とする。

kakatsugayu

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