クワズイモ(サトイモ科)
Alocasia odora(Araceae)

四国と九州の南部、南西諸島各島のやや湿り気のある低地に生え、台湾、中国南部ほかアジアの亜熱帯、熱帯に広く分布する大型多年草。根茎は棒状で、時に分枝しながら地表を這い、先端はやや立ち上がって数枚の葉をつける。葉は楕円形で、波状の鋸歯があり、葉柄はわずかに盾状につく。花期は3月~6月、サトイモ科特有の肉穂花序をつける。仏炎苞は基部は筒状で緑色、先端は楕円形で、白色~淡黄色。花穂は筒部から覘いて黄色味を帯びる。液果が赤熟すると仏炎苞は脱落する。

kuwazuimo
→戻る(2005.3.26 船浦)