オオバギ(トウダイグサ科)
Macaranga tanarius var. tomentosa(Euphorbiaceae)
南西諸島各島、台湾、南中国や東南アジア各地に分布する常緑小高木。沖縄では石灰岩地帯の林内に多く見られる。葉は互生し、卵形~広卵形、全縁ないしわずかな鋸歯があり、先は尾状に尖る。花期は3月~5月、葉腋から円錐花序を上向きに出し、緑黄色の小さな花を密につける。蒴果は5ミリ~15ミリほどの偏球形で熟すと分果して直径5ミリほどの黒い種子を裸出する。楯形の大きな葉が特徴的だが、ハスノハギリの葉も同じ特徴を有しよく似ている。