サガリバナ(サガリバナ科)
Barringtonia racemosa (Lecythidaceae)

奄美以南の南西諸島各島のマングローブ後背地に生え、国外では台湾、中国南部ほかアジアの熱帯、亜熱帯に分布する常緑高木。葉は枝の上部に束生し、長楕円形で全縁もしくはわずかに鋸歯があり、先は鋭く尖る。花期は6月~9月ごろ、葉腋から総状花序を下垂して多くの白色あるいは淡いピンク色の花を密につけ、強い芳香がある。開花は夜で、沖縄ではサガリバナの花見に人気があり、近年、至るところに植栽されている。痩果は稜のある卵形で先は尖り、直径5センチほど。

sagaribana

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