屋久島以南の南西諸島各島に生え、台湾、中国南部、インドシナにも分布する常緑低木。常緑樹林の林内に生え、暗い環境に耐える。葉は互生し、倒被針形~狭倒卵形で全縁、先は尖る。花期4月~5月、葉腋から集散状花序を出して多くの白花をつける。核果は直径4~6ミリで黒紫色に熟す。同属のモクタチバナに比べて花付きが悪く、樹形も大きくならないことで区別できる。