四国、九州の一部と南西諸島の湿った林内に生える常緑多年草で、国外では台湾に分布する。根茎は短く、密に叢生し、匍匐茎は出さない。花期は３～４月、小穂は短く直立、頂小穂は雄性、側小穂は雌性なのは同属他種に同じ。苞は有鞘で、葉身は小穂と同長かやや短目である。果胞は脈と毛がある。