ヤエヤマコクタン(カキノキ科)
Diospyros egbert-walkeri (Ebenaceae)

南西諸島各島に生え、アジアの亜熱帯、熱帯アジアに広く分布する常緑高木で、いわゆる黒檀の一種。葉は革質で倒卵形~倒卵状楕円形、全縁、先は丸く、互生する。花期は4月~6月、若い枝の間から小さな花をつける。果実は長さ1.5~2センチの楕円形の液果で、黄色から暗赤色に熟す。沖縄ではクロキと称し、三味線の製造原料とするほか、各種器具材とする。もともとは熱帯アジアあるいはインドを原産とするものであって、アフリカからポリネシア、オセアニアまで伝わり、各地で古くから有用材として利用されたと考えられている。学名もD. ferreaあるいはD. veraとする見解があり、ここでは取り敢えずYListに従っておく。

yaeyamakokutan

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