ヤマグルマ(ヤマグルマ科)
Trochodendron aralioides (Trochodendraceae)

山形以南の本邦各地の山地に生える常緑高木で、国外では台湾、朝鮮南部にもある。西表島では川沿いの岩場に多く見られる。葉は枝先に輪生、葉身は倒卵形で、先が尾状に尖る。質は厚く、表面に光沢があり、縁にまばらな鋸歯がある。花期は本土では5月~7月だが、西表島では3月で開花し、枝先に総状花序を出し、10-20個の黄緑色の花をつける。球形の集合果は直径7~10ミリの球形で褐色に熟す。樹皮から「とりもち」が採れるが、モチノキとはまったく類縁はない。

yamaguruma

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