ハリツルマサキ(ニシキギ科)
Gymnosporia diversifolia (Celastraceae)

南西諸島各島の海岸の岩場に生え、国外では中国南部、台湾、フィリピンに分布する常緑低木。細い茎はよく分枝し、長枝と短枝がある。葉は長枝には互生し、短枝には数枚が束生し、短枝の先は針のように尖る。また、葉腋にも長さ数ミリのトゲがあり、名の由来となっている。葉は卵形~倒卵形、浅い鋸歯があり、先は丸いかややへこむ。花期は4月~10月、長枝では葉腋から1個ずつ、短枝では葉腋に数個の小さな白花が束生する。蒴果は長さ約6ミリの扁平な倒卵形で赤熟する。

haritsurumasaki

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